アジアクエスト
株式会社
デジタル
エンジニアリング部
向井 剛志 氏

2022年にアジアクエストへ中途入社。前職は携帯販売や法人営業。
顧客折衝能力を武器に、「現場目線」を何より大切にしている。プロジェクトでは現状の業務フローを徹底的に把握した上で、理想的な業務プロセスを提案。
課題を解決するだけでなく、現場の担当者にとって使いやすいシステムを構築することを心がけています。
DXによる業務プロセス改革とは、デジタル技術を活用して既存の業務フローを抜本的に見直し、効率化や生産性向上を図ることです。
具体的には、手作業の自動化、データ活用による意思決定の迅速化、部門間の連携強化などを行い、無駄を削減し、価値を生み出す仕組みを構築します。この改革により、顧客満足度向上や働き方改革の推進も実現できます。
手作業や重複作業、属人的なプロセスを見直し、自動化やデジタルツールを導入することで、業務効率を大幅に向上させます。
無駄なリソース消費や重複する業務を削減し、人的コストや運用コストを抑えることで、経営資源の最適配分が可能になります。
部門間の連携不足や情報の分断を解消し、リアルタイムでデータを共有できる仕組みを作ることで、意思決定のスピードと正確性が向上します。
標準化や自動化を進めることで、ヒューマンエラーや手作業による不具合を減らし、業務の正確性を高めます。
迅速で柔軟な対応が可能となり、顧客ニーズに応えるスピードが上がることで、サービス品質が向上し、顧客満足度も高まります。

向井氏が携わったのは、大手総合商社の為替取引業務のプロセス改善プロジェクト。
このプロジェクトでは、従来の手作業が多く非効率な業務をWebシステムを活用して自動化し、業務効率を向上させることを目的としていました。
プロジェクトで初めて現場を見たとき、正直驚きました。古いシステムや紙ベースでの作業が多く、担当者の方が電話対応に追われている状態でした。「これ、なんとかしなきゃ」って強く思いましたね。
現場の方々の要望は「作業を楽にしたい」「ミスを減らしたい」というもの。でも、それをどう実現するかまでは具体的なイメージがなかったんです。この曖昧さをどう解きほぐすかが最初の課題でした。
僕はまず、現場で実際に作業を見せてもらい、細かく質問しながら現状(As-Is)を理解しました。「現場の声を拾う」ことを最優先にして、紙や電話でやっている手順を一つひとつ可視化していきました。その上で、理想的な業務フロー(To-Be)を描きました。
例えば、これまでは電話でやり取りしていた部分を、Webシステムに置き換える提案をしました。最初は「そんなことができるの?」って半信半疑な反応もありましたけど、試作のフロー図を見せながら説明すると「これなら効率化できそうだね」と納得してもらえました。
特に大変だったのは、現場の方の意見を吸い上げつつ、それを顧客の上層部やエンジニアチームにどう伝えるかという部分です。
エンジニアには技術的な課題をクリアに伝えないといけないし、現場の方には分かりやすい形で提案を返さないといけない。この間を取り持つ役割をするのが、自分の一番の仕事だと思っていました。
今回のプロジェクトを通じて、DXコンサルタントとして成長するには、やっぱり現場を理解し、お客様に寄り添うことが何より大事だと感じました。
技術だけで解決するんじゃなくて、お客様と一緒に課題を深掘りしていくプロセスがすごく重要なんです。
現状(As-Is)をしっかり把握する力が必要です。現場の人たちの話を「ただ聞く」のではなく、「どこに課題があるのか」を掘り下げる質問をしていく。それによって、課題の本質が見えてきます。
次に、その課題を解決するために理想の状態(To-Be)を描く力。これもただ描くだけじゃなくて、お客様に分かりやすく説明し、現場の方々が納得できる形に落とし込むことが大事です。
「これなら私たちも使える!」と思ってもらえる状態にするには、現場の目線に立つ柔軟さが求められます。
エンジニアリングチームとお客様の間で、両者の認識や言葉のギャップを埋めていくことがDXコンサルタントとしての価値だと思います。
技術的な課題を分かりやすく説明したり、逆にお客様の要望をエンジニアに伝える力が必要なんです。
DXコンサルタントとして重要なことは、
課題解決の先にある成果を意識すること

システムを作ることがゴールではなく、それを使って現場がどのように変わるか、どれだけ効率化されるかにフォーカスすることが大切です。
こうした経験を重ねる中で、現場の課題を正確に理解し、技術で解決し、最終的にお客様の期待以上の成果を出すという姿勢を磨いていくことが、DXコンサルタントとしての成長につながるんだと思っています。
先進的なデジタル技術活用と
総合的なDX支援体制
アジアクエストは、IoT、AI、クラウド、ローカル5Gといったデジタル技術を幅広く活用し、顧客のDX推進を支援しています。
総合的なITサービスを提供するために、幅広い専門知識を持つ人材が社内に在籍しており、顧客の要望、課題に合わせ、テクノロジーを選定し、プロジェクトチームを組んでいます。
1つの技術領域を深掘りしつつ、他技術領域の知見を得ることができ、DX人材としての素地を鍛えることができます。
若手の成長を
促進する活躍機会
アジアクエストは、平均年齢31歳という若い組織で、社員一人ひとりが早期から責任あるポジションで活躍できる環境があります。
若手社員が積極的にリーダーシップを発揮し、ビジネス課題の解決や新しい技術導入に取り組む場を多く用意し、年齢に関係なく、業務を通じて実践的なスキルを磨きながら、DX推進の核心に触れる貴重な経験を積むことができ、自身のキャリアを加速させることができます。
運営会社
編集チーム
アジアクエストは、先進的なデジタル技術を幅広く活用できる多様な分野の専門家が在籍し、顧客の課題解決に直結するDX支援を行っています。
平均年齢の若い組織で、若手が早期に活躍できる場を提供し、社員同士が助け合う文化と多様性を尊重する環境で、一技術分野に留まらないDX支援者を目指してみませんか?